池田裕美子の星空スケッチ
今週の星空案内人は
伊東自然歴史案内人会星空の会、遠山敬二さんです
「2月の夜空」と「神話キャストのポセイドン」についてお話を伺いました。
「2月の夜空」は
夜を迎えてから送り出すまでどの時間帯も見逃せない星がいっぱいです。
南にはオリオン座をはじめ冬の大三角形、冬のダイヤモンド
写真は伊東の夜空(オリオン座iPhoneで撮影)
北にはこぐま座、北斗七星、りゅう座などなど
夜中まで天空を赤や青、黄色や白の星々が彩ります
夜もあけるころになると(オリオンが沈む頃)
明けの明星(金星)木星、さそり座のアンタレスが顔を見せてくれます。
一晩中楽しめる星々のまばたきをお楽しみくださいね。
2月は
2月20日の満月は、2019年で最も大きな満月です。その前日の2月19日、月は18時3分に近地点を通過し、日付が変わってすぐの2月20日0時54分に満月となります。
なので2月19日の夜昇った月が今年最大のスーパームーンになります。
先月のスーパームーンも大きかったですが
今月は更に大きな月に出会えますよ。
写真は1月21日のスーパームーン
FMいとうなぎさステーション前
神話の中で星になっていいない「ポセイドン」
ポセイドンはクロノスを父とした
冥界の神「ハーデス」全知全能の神「ゼウス」そして海の神「ポセイドン」の三兄弟です。
実は「ポセイドン」という名の星はありませんが
ローマ神話では、ポセイドン=ネプチューン(海王星)です。
写真は海王星
海王星には「トリトン」という衛星がありますが
神話でもポセイドンの息子の名前が「トリトン」です。
主星と衛星の割合が地球と月の次に大きい関係です。
ポセイドンの性格は荒々し荒れ狂う海に例えられます。
毘沙門天と同じような三又の武器を持ち
自信や津波を起こします。
感情的で凶暴ともいえる海の神ポセイドンは
暴君のように人間を処罰することもあったといいます。
美しいアムピトリテに惚れ込んだポセイドンは、自分と結婚してくれるよう彼女にアプローチしていきます。しかし、その粗野な性格からかアムピトリテはポセイドンを毛嫌いし、オケアノス宮殿に身を隠してしまいました。困ったポセイドンはイルカたちにアムピトリテを探し出すよう命じます。そのうちの一匹が見事アムピトリテを見つけ出し、ポセイドンと会うように彼女を説得しました。
ポセイドンはイルカの功績を讃え、感謝のしるしにイルカを空に輝く「いるか座」に変えました。ポセイドンとアムピトリテのあいだには、魚の下半身を持つ「海神トリトン」、太陽神ヘリオスの妻となる「ロデー」、トラキア王エウモルポスを育てる「ベンテシキューメー」が産まれています。地震引き起こす大地の神だったポセイドンはアムピトリテとの結婚により、海洋を支配する海の力を手に入れたといわれています。
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