星空スケッチ33

November 19, 2018

池田裕美子の星空スケッチ

今週の星の案内人は、月光天文台神田善國さんです。

 

前回から引き続き

惑星シリーズ第3弾「木星」です。

 

皆さんは木星のイメージ、何を思い浮かべますか?

「縞模様」「ジュピター(平原綾香)」「大きい」などなど

 

木星は太陽系の惑星の中で一番大きな星です。

地球の11倍。

水星、金星、地球、火星は岩でできている(地面がある)岩石惑星

木星は、ガスで覆われたガス惑星です。

ガス惑星のため地面はありません。

水素やヘリウムでできています。

木星の自転によりガスも回転し、その方向によって複雑なスジを作って縞模様になります。

 

自転の速さは、地球が24時間(一日)

木星は10時間です。地球の11倍の大きさなのに半分以下の時間で回っています。

そのため、振り回す力によって外へ膨らんでいます。

 

大きさから神話では「ゼウス」に例えられたりしています。

 

木星には衛星(地球で言う月)が60個ほどあります。

代表的な衛星はガリレオ衛星と呼ばれ、ガリレオ・ガリレイが発見しました。

 左からイオ、エウロパ、ガニメデ、カリス

 

木星はもちろん、衛星も太陽から離れているため、生命体はいないと思われていました。

しかし最近の調査結果では

エウロパは氷で覆われ、氷の下には海があることがわかりました

 

太陽から離れた場所に位置するエウロパになぜ海ができるのでしょうか?

 

木星の引力によりエウロパが温められているためではないか? と推測されているそうです。

現在、エウロパへ向けて無人の探査機を送り、調査するプロジェクトもあるそうです。

 

木星はその大きさゆえに

引力で周りのものを引きつける力も大きく

さらに地球の11倍と大きく、あたりやすいこともあり

小惑星や彗星を引き寄せていることがわかりました。

 

1997年シューメーカー・レヴィ第9彗星の衝突は天文学者の間でかなり有名な話で

衝突の画像なども確認されています。

 

 

 

写真はシューメーカー・レヴィ第9彗星

 

 

写真はシューメーカー・レヴィ第9彗星の衝突痕

 

このように、木星の天体衝突はごく当たり前のことのようで

2009年、2010年にも衝突が起きたのではないかと言われています。

 

参考)

ある研究では、直径1.5kmほどの小惑星の木星への衝突は90年~500年に一度ほどの頻度でおきているという試算が出ています。今回観測された2010年の衝突がどれほどのサイズの小天体によって引き起こされたのかはまだ良くわかっていませんが、これほど頻繁に衝突が観測されるということは、木星への天体衝突はこれまで考えられてたよりずっと多いのかもしれません。
 

実はこの木星への天体衝突、地球に住む我々にとっても他人事ではありません。

ジョージ・ウェザリル(George W. Wetherill)氏は、1994年に、もし太陽系に木星や土星のような巨大惑星がなかったとすると、火星や地球などの内側の惑星に飛来する小天体はずっと多かったかもしれない、とする研究を発表しました。つまり、かなりの数の小天体が木星や土星の巨大な重力によって捉えられたり弾き飛ばされたりして、それ以上内側へ落ちていくことを妨げられているかもしれない、というわけです。もしかすると、木星は我々を小惑星から守る傘なのかもしれません。
 

全く反対に、むしろ巨大惑星の存在は地球への隕石の衝突の可能性を増やしている、と考えている天文学者もいます。どうやら、巨大惑星の重力によって軌道を乱される小惑星も少なくないから、一概に守っているとはいえない、ということのようです。上の研究は、地球への隕石衝突は太陽系の最外縁部からやってくる天体によるものとされていた時代の試算です。近年、地球の近くにもけっこうたくさん小天体が漂っていることが分かってきていて、こうした天体の軌道を捻じ曲げることでむしろ木星の存在は脅威になっている可能性がある、とのこと。
 

ジーン・シューメーカー氏が予測したように、これまで地球には幾度となく巨大な隕石が衝突し、そのたびごとに気候の急変が引き起こされてきたと考えられています。こうした衝突がある生物を絶滅に追いやったこともあったでしょうし、逆にライバルを一掃することで別の生物に幸を奏したこともあったかもしれません。どちらにせよ、今我々が見る世界が形作られる上で、小惑星の衝突が大きな役割を果たしていたであろうことは想像に難くありません。そして、木星の存在はその衝突の頻度を左右している可能性があります。

もし、これまで考えられていたより木星への小天体の衝突が頻繁に起きているとすれば、太陽系の形成に関するシナリオを見直さなければならないかもしれません。そして、それは地球の地質学的な歴史を書き換えるかもしれないのです。

 

 

 

神田さんは

これだけ衝突が多い理由は、木星の引力が大きいことや面積がおおきいためなどが

考えられると話してくれました。

日常的に天体が衝突するとなると

地球へ近づく小惑星をもう一度議論すべきだと言われていると。

現在、小惑星については世界各国で監視していますが

小さな小惑星などは観測できず、気がついたときには衝突を免れないこともあるといいます。

 

え? それは知らない間に地球がなくなることもあるってことですか?

 

「怖くなるので、そういったことは考えないことにしましょう」

とニコニコ笑っておりました(ええええええー(TдT)

 

 

 

 

 

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